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四季折々の花が織りなす長谷寺を訪ねてみた

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奈良では長谷の舞台から

<画像:長谷寺>

思い切った行動をとるときに、清水の舞台から飛び降りると言いますが、奈良には長谷の舞台から飛び降りるという表現があります。

それほどまでに奈良県民にとって長谷の舞台がある長谷寺は身近な存在です。

境内は祈りの回廊といった雰囲気に溢れていますが、若い僧侶がすれ違うときに挨拶をしてくれたり、フレンドリーな感じがする名刹です。

近年は海外の修行僧も目立ち、国際的な感じも受けます。

広大な境内

<画像:長谷寺回廊>

長谷寺は花の御寺とも呼ばれ、季節の花々が美しいスポットとして知られています。

その中でも特に春の桜とそれに続く牡丹、秋の紅葉の人気が高く、2月14日に行われるだだおしというお祭りも有名です。

一年を通じて花が咲いているので、あらゆる年代の方が楽しめます。ペットは、抱っこするかゲージに入れての入場ならば問題ありません。

長谷寺を代表する風景としてポスターなどにたびたび登場する、びんずる尊者は、回廊を上りきった本堂の入り口東側から見ることができます。

巨大な本堂の全体を見渡すには、本坊から眺めるのがベストです。本坊には紫陽花や牡丹も咲いているので是非立ち寄ることをおすすめします。

<画像:長谷寺牡丹>

電車での参拝なら、近鉄長谷寺駅が便利で徒歩約15分です。国道165号線を渡ると右折して案内に沿って道なりに進みます。

参道は上りが続くので、駅前に常駐しているタクシーを利用するのも良いです。

車なら「ようこそ長谷寺へ」の看板を目印に国道165号線から側道へ入ります。

駐車場は道沿いに数多くありますが、境内前パーキングや長谷寺境内駐車場が近くて便利です。

しかし、混雑時は近くへ行くほど空車の駐車場が減っていくので注意が必要です。駐車料金はさまざまですが、500円から700円程度です。

トイレは境内に3か所あります。

特に混雑するのは、ゴールデンウィークと重なる牡丹の時期で、周辺の道は交通規制もあります。

<画像:長谷寺 五重塔>

この時期には、ぼたんまつりが開催されて、五色幕の垂れる本堂が華やかさに彩を添えます。

また、長谷寺は奈良を代表する紅葉スポットということで、晩秋にも大勢の人が紅葉狩りに訪れます。

大きくせり出した舞台を中心として紅葉に彩られる長谷寺は、言葉に出来ないほどの美しさです。

花の御寺をゆったりと楽しむ個人的なおすすめの一つは紫陽花の時期です。

ぼたんや紅葉ほど混雑せず、絵になる有名な回廊を歩いて行くと、さまざまな色合いの紫陽花が待っています。

もう一つのおすすめは、年末年始にかけての寒牡丹です。

こちらは春の牡丹に比べ訪れる人が少ないうえに、寒さ対策として笠をかぶせてもらった牡丹の姿がとても可愛いです。

忘れてはならないのが、長谷寺のご本尊です。

高さ約10メートルの十一面観音で、春と秋には、普段は入れない本堂から観音様の足に触れることができます(通常の拝観料500円とは別途特別拝観料1000円)。

伊勢街道

<画像:長谷寺>

長谷寺へ向かう参道はかつての伊勢街道で、道沿いには食事処やお土産物店が数多く並んでいます。

近年はオシャレなカフェも増えてきて、ランチに困ることはないです。

また、長谷寺界隈はよもぎ餅が有名で、参道沿いにも良い香りが漂っています。軽くあぶってあるので香ばしいアツアツを頂けます。

また、長谷寺境内の回廊の右側には喫茶去という和風カフェがあり、わびさびを感じられる空間で抹茶とお菓子が頂けます。

そして境内の休憩所では、お弁当を食べられるスペースも用意されています。ゆったりと過ごしたいお寺なので、こういう配慮は嬉しいですね。

長谷寺の境内はとても広く、季節の花々、五重塔など見どころがいっぱいなので、人によっては3時間くらいかかるかもしれません。

のんびりした性格の私はいつも半日滞在してしまいます。

まとめ

観光スポットは、一度訪ねるとしばらく行かないところもありますが、長谷寺は季節によって風景が劇的に変わることもあり、何度訪ねても新しい発見があります。
個人的な評価は5です。

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