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橿原市の藤原宮跡は、世界遺産平城宮跡の先輩

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世界遺産平城宮跡の先輩

<画像:藤原宮跡>

奈良県橿原市にある藤原宮跡を紹介します。

現在は世界文化遺産に登録されている奈良市の平城宮跡への遷都の前、日本の都はこの地にありました。

平城宮跡の復原工事には賛否両論ありますが、こちらの藤原宮跡はのどかな田園風景を残しています。そしてその「何もないこと」を活かしたお花畑が名物となっています。

風景が美しい

<画像:藤原宮跡>

藤原宮跡は、百人一首の中でも有名な持統天皇の歌「春過ぎて夏来たるらし白妙の衣干したり天の香具山」を感じられる場所です。

名勝大和三山(畝傍山・耳成山・香具山)を一度に望める景観は素晴らしく、記紀*や万葉集に登場する金剛山、葛城山、三輪山、御破裂山(ごはれつざん)など名だたる山も見渡せる、まさに万葉を体感できるスポットです。

*記紀(古事記と日本書紀の総称)

だだっ広い草原には、現在でいうところの皇居、国会議事堂、官庁といった重要な建物の土壇を示す赤い柱が建っており、かつての都の中心のスケールを想像することができます。

すぐとなりには駐車場を兼ねた橿原市藤原京資料室があり、かつて都だった頃の模型もあります。

また東へ徒歩15分の位置には奈良文化財研究所藤原宮跡資料室があり、藤原宮跡についてより深く知ることもできます。
どちらも入場無料です。

藤原宮跡周辺は食事処が少なく、最寄りのコンビニエンスストアもやや離れているので、お弁当などを持参する方が良いです。

個人的なおすすめは、近鉄八木西口駅またはJR畝傍駅から、おふさ観音の前を歩き、藤原宮跡を通って、桜井市の安倍文殊院へ続く約4キロの「大和長寿道」です。

古くから長寿を願って多くの人が歩いた道で、藤原宮跡でお弁当を食べるコースで、各施設を観光してのゆったりハイキングです。

藤原宮跡は国の特別史跡に指定されており、歴史スポットとしても観光地としても素敵なところですが、目いっぱい味わうならやはり季節の花で彩られているシーズンがベストです。

やはり花が素晴らしい

<画像:藤原宮跡コスモス>

春には桜と菜の花のコラボレーション、夏には蓮、秋にはコスモスが藤原宮跡に華を添えます。

これらの花の時期は、老若男女すべての人に自信を持っておすすめします。原っぱなのでペットも放し飼いにしない限り大丈夫です。

駐車場は臨時のエリアも含めると七ヶ所あり、かなりの台数を収容できるうえ、全て無料です。

公共交通機関だと、近鉄八木西駅、JR畝傍駅から徒歩約40分、近鉄大和八木駅、橿原神宮前駅から出ている橿原市コミュニティバスの橿原市藤原京資料室前バス停からすぐですが、本数が少ないです。

トイレは広い藤原宮跡の中に一ヶ所のみなので、場所を確認してくださいね。

花は、夏の蓮だけは午後に閉じてしまうので、午前中の鑑賞をおすすめします。菜の花、桜、コスモスは時間帯を問わず鑑賞できます。

<画像:藤原宮跡 菜の花>

美しい景観を見せる夕景と合わせての鑑賞もおすすめです。藤原宮跡の花は、季節によってエリアが分けられており、春は北エリア、夏の蓮は東エリア、秋のコスモスは南エリアで咲きます。

感動的な絶景を全て無料で楽しめます。言葉で表すのは難しいですが、「こんな景色は初めて見た」「これで本当に無料なの?」といった声をよく聞きます。

またホームページなどには載っていませんが、藤原宮跡の周辺特に東側には田んぼが広がっており、春にはレンゲ畑、秋には彼岸花が美しいです。

特に彼岸花は穴場中の穴場で一押しです。

まとめ

SNSの普及に伴って、藤原宮跡の観光客は年々増えていますが、その傾向は花の時期だけで、普段は少年野球のグラウンドがあったり、子供たちが走り回っていたり、犬の散歩コースだったり、実にのどかな空間です。

また、お花の手入れの方が気さくに話しかけてくれて、人々の温かさを感じられることもよくあります。

私個人としては、花の時期の華やかさ、花がない時期の草原、どちらも大好きでおすすめです。個人的な評価は5です。

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